- 月会員(サブスクリプション)をはじめます 3月 26, 2025
- セルフ脱毛15分をメニューに追加します 3月 26, 2025
- グランドオープンの日程のお知らせ 3月 26, 2025
- クレジットカードとApplePayに対応しました 2月 13, 2025
- 駐車場のご案内(必読) 2月 5, 2025
脱毛のメカニズム

脱毛をする前に知っておきたい、毛の構造と脱毛のメカニズムについて解説しています。
体毛の組織と構造
目にみえるのはたった1本の毛ですが、皮膚の中まで辿っていくと右図のようにとても複雑な構造をしています。そしてそれぞれ違う役割を果たしています。
●毛幹(もうかん)
肌表面から出ている部分。
普段私たちが『毛』『ムダ毛』と呼んでいるところです。
●毛球(もうきゅう)
毛根の最下部にあり、膨らんでいる部分です。
●毛根(もうこん)
毛幹の延長ですが、皮膚の中に入っている部分をこう呼びます。
●毛乳頭(もうにゅうとう)
毛球の底辺のくぼみの部分です。
ここには毛細血管や神経細胞が集中し、毛の成長に必要な栄養分を取り入れます。
●毛母細胞(もうぼさいぼう)
毛乳頭の上の部分です。
毛乳頭から栄養分をもらい、毛母細胞が分裂することで毛の成長が始まります。
●毛包(もうほう)
毛根全体を包む組織です。上部毛包、中部毛包、下部毛包の3つに分かれています。
●毛孔(もうこう)
毛が皮膚表面に出てくるところです。普段私たちが『毛穴』と呼んでいるところです。

毛の成長する仕組みと毛周期
毛の根元には毛乳頭があります。
毛乳頭には「毛母細胞」があり、毛細血管から栄養を受けることによって細胞分裂を起こし、毛が成長します。
毛は常に伸び続けているものではありません。
一定の期間成長を続けた後、成長を停止し、古い毛は抜け落ち、また新しい毛が再生されるというサイクルを全ての毛穴が独立して繰り返しているのです。
毛が成長している期間を「成長期」
毛が抜け落ちていく期間を「退行期」
毛が成長を止めている期間を「休止期」と呼びます。
このサイクルを「毛周期」といいます。
今生えている毛(成長期+退行期の毛)は全体の約20~30%程度です。
ワキで約30%、腕で約15%、脚で約20%程度です。
残りの毛は皮膚の下に眠っている状態です。
そして成長期の毛はその内の数%となります。

●光脱毛の原理
光脱毛に有効な毛は成長期の毛です。
成長期の毛はメラニン色素と水分を多く含み、毛乳頭としっかり繋がっているので、光のエネルギーが毛を伝って毛乳頭に届きます。
毛乳頭はタンパク質でできているので光の熱で凝固します。これをタンパク質の熱変性と呼びます。
【光➡毛(メラニン)・水分に反応➡熱に変わる➡毛乳頭に熱が伝わる➡タンパク質が固まる】
これにより毛乳頭は栄養が吸収できなくなり、毛の成長は抑制され減毛できます。
「休止期」の毛は毛穴に毛が生えていない状態の為、光を当てても効果が見込めません。

タンパク質の熱変性とは
生卵を加熱すると、卵は固まり、ゆで卵になります。このような変化をたんぱく質の「熱変性」といいます。生卵からはヒヨコが生まれますが、ゆで卵からヒヨコは生まれません。
熱変性が起こる前の成長期の毛は生卵状態、光を照射し熱変性が起こった後の毛は、ゆで卵と同じ状態です。
生卵の状態の毛は栄養分をどんどん吸収し、成長しますが、ゆで卵の状態の毛は栄養分を吸収できなくなるため、成長は止まります。
科学的に表現すると分子の立体構造が変化して、性質が変わるという化学変化が起こっている事になります。
効率よく脱毛をするには
実際、私たちの目に見えている毛は毛は常に100%ではなく、平均すると全体の約20~30%です。
毎回の施術で、この中の数%に当たる「成長期」の毛が主に反応して抜け落ちていきます。
その為、平均して8~12回の施術が必要です。
効率よく「成長期」の毛に当てていくためには、毛周期に合わせて約1ヶ月~2ヶ月に1度のペースで間隔をあけて回数を重ねる事が重要です。
※脱毛には個人差があるので、施術回数も減毛するスピードもお客様によって異なります。
(年齢・人種・薬物治療・ホルモンバランス・体毛の生えている部位)
※毛周期に合わせて成長期の毛に反応させる為、1ヶ月~2ヶ月の間隔で定期的に通っていただきます。
※個人差はありますが施術回数の目安は8~12回ぐらいです。
※光に反応した毛は1~3週間で自然と抜け落ちていきます。